電池と電気分解の違い 化学が苦手な人向け

こんにちは! たくみです!!

今回は電池と電気分解の違いについて

話していきます!!

 

電池と電気分解って

なんかよく似ていて紛らわしいですよね!

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しかし、電池と電気分解には

覚えるべき大きな違いが2つあります!

この2つを覚えておけば、

電気化学分野の基本はバッチリです!

 

それは、

➀「自動的反応」か「受動的反応」か

②「正極・負極」か「陽極・陰極」か

 

です。

 

電池は異なる金属を溶液につけると

イオン化傾向(イオンへのなりやすさ)の差によって

自然と電流が流れるので「自動的反応」

電池=自動的反応

 

電気分解は電極が両方とも炭素棒なので

イオン化傾向の差はなく、単体では反応が進みません。

電池につなぐことで

反応が引き起こされる「受動的反応」

電気分解=受動的反応

 

という違いがあります。

これだけでも大きな違いがありますね!

 

 

これは私も現役時代は

ややこしいと思っていたのですが、

「正極・負極」、「陽極・陰極」には

明確な違いがあります!

 

「正極・負極」が電池で、

「陽極・陰極」が電気分解です。

 

イオン化傾向が大きい金属は電子を放出して

陽イオンになりやすいですよね!

つまり、こちら側がマイナスの電荷をもつ

電子を放出するので負極となります。

イオン化傾向が大きい金属=負極

 

また、陰極は定義の通り、

電池の負極と繋がっている方の電極です。

 

逆にイオン化傾向の小さい方は

電子を受け取る正極となります。

イオン化傾向が小さい金属=正極

 

そして、陽極は定義の通り、

電池の正極と繋がっている方の電極となります。

 

電気化学分野の問題を解く上で

これだけは覚えておきたい!という知識なので

これを覚えたら実際に問題を解いて

できるようにしておきましょう!!

 

最後まで見て頂きありがとうございます!